養殖被害6500基超 チリ大地震津波、宮城・岩手で復旧進む(河北新報)

 東北の太平洋沿岸を襲ったチリ大地震津波で被害を受けた養殖施設数は3日、宮城、岩手両県の調査で計6500基を超えた。青森県でも初めて養殖コンブの流出被害が確認され、被害は一気に拡大した。各漁港では被災した施設の復旧作業も本格的に始まった。

 各県の調査によると、宮城では塩釜市の4017基に加え、気仙沼、東松島、松島の2市1町で400基以上の被害が新たに確認された。八戸市では養殖施設6基からコンブが流出、約230万円の被害が明らかになった。

 岩手は陸前高田市の広田湾や大船渡市赤坂地区などで計約2000基の被害を確認。県は被害額を算定していないが、各漁協の推計では広田湾6億4900万円、大船渡湾4億1600万円、釜石東部1億5000万円―などに上る。

 一方、被害を受けた施設の回収・復旧作業も本格化した。カキ、ホタテ、ホヤの施設計80基が被害に遭った大船渡漁協末崎支所はクレーン船を導入し、十数基の施設を回収した。

 「悔しいな」。絡まり合ったロープとともに、5月にも出荷する予定だったホヤが無残な姿で引き上げられると、組合員の村上治夫さん(73)はうめいた。

 石巻市給分浜では、引き上げた養殖施設の中から、津波の勢いで曲がったいかりが見つかった。

 地元漁協の幹部は「いかりは70キロ。潮に引っ張られると海底に食い込むものだが、それが曲がって外れてしまった」と、あらためて津波の威力に青ざめていた。

 宮城県南三陸町は津波発生以来、3日ぶりに晴れ間が広がり、待ちかねた漁業者が被害確認のため一斉に船を出した。戸倉地区のカキ養殖業今野恵二さん(70)は「今季の収穫は加熱用が少し残っている程度で影響は小さいが、秋以降に出荷するカキがどの程度落ちたか」と心配する。

 気仙沼市の大浦、小々汐地区では、乾燥コンブを丸めた特産品「にぎりコンブ」向けの養殖いかだに大きな被害が出た。少しでも収穫を確保しようと、漁師たちは朝早くから、絡み合うロープからコンブの刈り取りを急いだ。


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鳩山首相 公明・山口代表と会談 政策提言に丁寧に対応(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は24日、首相官邸で公明党の山口那津男代表と会談した。首相は山口氏から手渡された公明党の介護政策提言「新介護ビジョン」に「さっそく具体的な検討を促したい」と反応し、すぐに長妻昭厚生労働相を官邸に呼び出して検討を指示するなど、公明党への配慮を際立たせた。国会対策や夏の参院選をにらみ、自民、公明の両野党間にくさびを打つ狙いもあるとみられる。

 首相が公明配慮の姿勢を鮮明にしたのは、17日の党首討論からだ。政治資金規正法改正のための与野党協議機関設置を求めた山口氏に、首相は「賛成したい」と明言したが、24日の会談でも改めて「早急に立ち上げたい」と強調した。

 公明党幹部は「首相と小沢一郎幹事長が国会でたたかれている時に、前向きな提言をしたら『ありがたい』と思うだろう」と述べ、「官邸への助け舟」を意識したと漏らす。また、別の幹部は「与党は公明党を必死に取り込もうとしている」と解説する。鳩山政権には「是々非々で臨む」という公明党だが、自民党の国会欠席戦術には同調せず、同党との距離を広げている。

 一方、連立を組む社民党は、自らの存在感が薄れかねないとあって神経をとがらせている。福島瑞穂党首は24日の会見で「(ビジョンを)民主党と公明党で検討する必要がある」とした平野博文官房長官の発言に、「内閣一体と言ってきたので(2党間ではなく)内閣と公明党でやるべきだ」とクギを刺した。【田所柳子】

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生徒に「常軌逸した」暴行の法政高2教諭を懲戒解雇処分(産経新聞)

 法政大学中学高校(東京都三鷹市)の男性教諭2人が高校2年生の修学旅行中、男子生徒に悪質な体罰をして負傷させた問題で、学校法人法政大学は27日、この教諭2人を懲戒解雇処分にしたと発表した。

 処分は26日付。監督責任を問い、同校の牛田守彦校長と副校長を減給1カ月、法人の増田壽男総長と学務担当常務理事、付属校担当理事の計3人を減給3カ月の処分とした。

 法人側は問題を受け、教員や有識者による「教育刷新会議」を設置、生徒指導や学校運営について見直しを進めているといい、「今後このようなことがないよう、再発防止に努め、学校の信頼回復に全学を挙げて取り組んでまいります」としている。

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